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10月 07

結婚するために優位個体を象徴

髭といえば、江戸時代の武士は、髭をたくわえることを許されていませんでした。許されていたのは、殿様だけです。武士はもうかつてのような戦闘者ではなく、主君に忠実に仕える官僚であるということを自覚させ、男性としての自己主張をさせたくなかったからにほかなりません。逆にいえば、殿様の生やしていた髭もやはり、優位個体であることを象徴するものだったのです。そうした意味からすると、ペニスのサイズにこだわったり、髭を生やそうとしたりするのは、自分の男性度に対する不安があるからだととらえることもできます。相性が合う結婚相手をでみつければ、夫婦間に問題が生じて解決するためにここに書いたような大変なことをしないで済むかもしれません。

○男も女も、心の中に異性が眠っている
もっとも、生物学的にみれば男性の身体の中にも女性ホルモンがまったく存在しないわけではなく、女性の身体の中にも男性ホルモンが皆無というわけでもありません。したがって、男性はただ男らしいばかり、女性はただ女らしいばかりではないのです。ところで、分析心理学の立場からスイスの精神科医、C・G・ユングは、男性の心の中にも、ふだんは隠れてはいますが、「アニマ」といって、女性的な部分があるといいます。夢の中にくり返し登場してくる女性は、その人の「アニ亘ですし、夢の中で自分が女性になった夢や結婚した夢を見る場合は「アーニ」が出現しているのです。また、女性の場合も、同じように隠されてはいますが、「アニムス」といって男性的な部分があります。そして、現代は、男性の中の「アニマ」、女性の中の「アニムス」がかきたてられている時代だというのです。

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