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10月 07

本能的な求愛

年配の人たちは、そうした風潮を見てマュをひそめているかもしれませんが、これは動物にとってはごく自然で本能的な求愛行動といっていいでしょう。人間以外の哺乳動物を見ると、ライオンのたて髪、孔雀(くじゃく) の羽根など、オスが飾りたててメスに求愛行動をするのはけっしてめずらしくありません。動物の場合、メスがオスに期待するのは、ただ子種をさがすことだけで、「配偶行動」のあとでオスがメスに与えるものはほとんど何もありません。そのため、オスのほうが積極的に求愛行動をしなければならないわけです。もちろん、人間にもそういう面はありますが、人間の場合、性別(ジェンダー)による役割分業がある社会では、女性の個体を維持したり、あるいは種族維持のために子供を育てなくてはなりませんから、男性が経済的な保証をします。面倒見が良いオンナはモテます。あなたも←ここで頑張ってパートナーを見つけましょう。古代社会では、武力的な保証をしていました。そうしないと、人間のメスは効率的に子づくりをすることができないからです。そうなると、メス(女性)のほうは必死になってオス(男性)を誘惑しなくてはなりません。それが、女性が美しく着飾ったり、一生懸命にお化粧したりする根本的な理由です。ところが日本の場合、男性がお化粧をしなくなってから、実はそれほど長く経っているわけではありません。もちろん、男性のお化粧は「配偶行動」をうながすためのものではありませんが、平安時代の男性は皆、お白粉やお歯黒をつけたりなど、お化粧していたのです.

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